ちょっとした外構工事で、便利で安全な職場環境を
今回は、外構工事についてのお話です。
皆様ご存じかとは思いますが、外構工事とは建物の周囲の環境を整える工事です。通路や、駐車場、フェンス等の設置・撤去や、修繕を行います。
外構工事の目的
外構工事を行う場合、目的は主に以下の3つかと思います。
●安全性を高める
外構の整備をすることで、工場や倉庫においては業務中の安全性の向上、老健施設においてはご利用者様が安心して利用できる環境づくりに繋がります。
●利便性を高める
動線に合った通路を整備したり、作業しやすくなるよう舗装をすることで、利便性が良くなり業務効率アップに繋がります。
●美しい外観を保つ
建物自体を美しく保つことも大切ですが、建物の周囲の設備もお客様からの印象を左右します。「駐車場が穴だらけ」「フェンスが錆びてところどころ切れている」というような状態では、ブランディングの観点からもあまり好ましくありません。
外構工事にはどんな種類がある?
外構工事のおおまかな工事内容をご紹介します。
●駐車場の舗装・白線工事
最近は昔よりも大きな車が増えており、昔引いた駐車場の白線では駐車スペースが狭すぎる・・・ということが増えているかと思います。駐車場の白線が薄くなってきたら、駐車スペースの大きさを変えてみる良い機会かもしれません。ご高齢の方や運転が苦手な方の事故防止にも繋がります。また、駐車場のアスファルトのへこんでしまっている部分や割れてしまった部分も、補修して安全に通行できるようにすることができます。
●フェンスの取り付け
フェンスは部外者の立ち入りを防止するのはもちろんですが、メッシュになっていないフェンスを施工すれば目隠しにもなります。また、吸音・防音性能を備えたものを施工すれば騒音対策にもなります。
●雨水等の排水工事
排水溝が落ち葉等で詰まって雨水の排水がうまくいかず、施設の周囲の地面がぬかるんだり大きな水たまりができたりしていませんか?水が留まるような状態のまま放置すると、構造物の劣化が進んだり虫がわいたりします。雨樋や排水溝が整備されていない場合は是非整備されることをおすすめします。
●門扉の設置
部外者の侵入や通り抜けを防止したい場合は、門扉の設置が有効です。営業時間外に施錠しておけば盗難等の防犯になります。
●照明の設置
建物の周囲が暗く夜歩きづらい、作業しづらいといった場合には、外部に照明の設置ができます。夜間に照明の光があることで防犯にもなります。
このような工事は「やらないと業務に支障が出る」というものではありませんが、綺麗に整備しておけば確実に社員満足度やお客様からの信頼の向上に繋がります。建屋等の改修をするタイミングで、一緒に外構の修繕工事も検討されてはいかがでしょうか。