内装工事で職場環境をより良く!
今回は内装工事についてご紹介します。
内装工事と言えば、「室内の壁や床等の見た目を綺麗にする」というイメージがあるかと思います。もちろん美観のために施工する場合もあるかと思いますが、今回は主に「機能性・作業効率を高めるための内装工事」をご紹介します。
内装工事で職場環境をより良くするには?
壁・天井の修繕や張替え
壁や天井の材料には、見た目を綺麗に飾るだけでなく様々な機能性を備えたものがあります。
●調湿性
湿度が高い時は湿気を吸収し、逆に湿度が低い時は湿気を放出することで、湿度を調整してくれます。室内の湿度を一定に保ちたい場合にはおすすめです。
●吸音性
屋内で出る騒音を吸収します。外に音が響かないだけでなく、室内での反響音が減るため騒音による不快感を軽減できます。
●耐腐食性
湿気が多く結露しやすい場所等でも、腐食しづらいです。水分が跳ねるような環境、湯気が出るような環境の場所にも使用できます。
天井・壁の修繕や張替えを検討される場合には、こういった機能のついている材料を使用すると、ただ見た目を綺麗にするだけではなくより過ごしやすく、業務を進めやすい環境を作ることができるかもしれません。
塗床工事(主に工場・倉庫等)
塗床工事とは、床に強度のある塗料を塗って耐久性を高める工事です。主に工場・倉庫等の重いものが行き来する場所、熱に曝されたり薬品に触れる場所に施工します。また、調理をする厨房等の衛生・耐熱性が求められる場所にも施工します。
塗床の性能には以下のようなものがあります。
●耐荷重性・耐摩耗性
重いものが載ったり、何度も行き来したりする場所では、何も対策をしていないと段々と床が傷んでへこんだりひび割れたりしてしまいます。耐荷重性・耐摩耗性のある塗床を施工しておくことでその下のコンクリートを守ることができます。
●耐薬品性・耐腐食性
薬品が跳ねる場所や水分が出る場所でも、カビや腐食から床を守ることができます。
●耐熱性
熱に曝される場所、調理をするような場所でも塗膜が傷まず、床を熱から保護できます。
●防塵性
精密機械を置いている場所等、埃や塵を避けたい場所では防塵性のある塗料がおすすめです。床に埃がつきにくくなり、凹凸が少ないため清掃が容易になります。
清潔さを保ちたい場所には塗床はとてもおすすめです。また、既に塗床を施工してあっても経年劣化でひび割れ、膨れ等出てきている場合は、せっかくの床を守る役割が十分に果たされていない可能性があります。水が入って下地が傷んでしまう前に、ぜひ塗替えをして長く綺麗に使えるようにメンテナンスをしましょう。
パーテーションの設置
工場・倉庫の場合は広くて仕切りのない建屋をおもちの事業者様も多いかと思います。そういった場合、「空間が広いので空調がきかない」、「あるスペースで出ている塵が他のスペースまで飛んでくる」等のお困りごとがあれば、間仕切りをして作業スペースを区切ることで解決できるかもしれません。スペースを区切ることで騒音の防止、整理整頓、動線の確保等作業しやすい環境づくりにも役立ちます。
また老健施設では、ご利用者様・ご家族様との面談スペース等のちょっとした小部屋を用意したい場合に、元ある部屋に間仕切りまたはパーテーションを設置することで気兼ねなく会話ができる場所をご用意することもできます。
まとめ
作業効率を上げるというと作業手順や作業者のスキルに目が行きがちですが、作業する環境を整えることでも効率アップに繋がります。建屋に合った内装工事で建物を丈夫に保ち、機能性に優れた建材で職場環境を整えましょう。